『企業』と『業務』の見える化 - DX推進、業務改善のはじめの一歩
OVER VIEW

- プロジェクト概要

「データの整理をしたい」「使用するツールを考え直したい」「チャットを有効的に使いたい」
業務改善のお手伝いやDX推進事業を行っていると、こういったお悩みを多くの企業からいただきます。
明確に「ここを変えたい」と意思表示ができるのはすごく大切なことでもありますが、ほとんどの方が土台の部分を飛ばして見えている問題解決のために動き出そうとしてしまいます。
しかし、土台がしっかりしていないことで実は見えていなかった問題や課題が疎かになってしまい、その結果当初の目的達成の大きな足掛かりとなってしまうことがあるのです。
 
この事例は下記のような方に役立ちます
◯業務改善をしたいけど何から手をつければいいかわからない
◯企業情報をまとめたい
◯自社がどんな会社なのか言語化や図解をしてまとめたい
◯DX推進のきっかけを作りたい
ISSUE

- 企業が抱えていた課題

「仕様書作成ツールを開発してもらいたい」
こんな相談を不動産会社の経営者の方からいただきました。不動産業界というとDX推進を行なっている企業とそうでない企業で先数年の実績が大きく変わるであろうと考えられている業界です。
今回ご相談いただいたのは『住宅設備の仕様書作成業務の効率化』を目的とした仕様書ツールの開発でした。
経営者の方の目的は明確でしたが、私たちはまず入念なヒアリングをするところからはじめさせていただきました。
というのも、ソフト・ツールの開発となるとかなりの時間と費用が発生しますし、依頼者にとってそれが本当に今必要なのか。というところから考えさせていただく必要があったからです。
もちろん会社としては大きな案件ですので、請けたい気持ちは山々なのですが、なによりクライアントにとっての最善策を考えることが優先です。
 
結果的に、現段階ではソフト・ツールの開発まで大きな業務を行うことなく悩みの解決へと導くことができました。本案件は私たちの強みを存分に活かせた事例となりました。
Solution

- 私たちの提案

今回私たちは、下記のようなプロセスで調査をし、問題解決へと導くご提案をしました。
 
解決までのフロー
(1)仕様書作成業務に関するヒアリング
(2)企業調査
(3)業務調査
(4)企業と業務の見える化
(5)帯同調査
(6)仕様書作成業務の簡易化
(7)仕様書作成業務の最善化(継続中)
 
上記フローで改善業務を進めました。
各業務の詳細につきましては、別途資料にてご用意しておりますので、興味のある方はお問い合わせください。
 
Deliverables

- 成果物

今回の依頼で私たちは下記の成果物を納品させていただきました。
もちろん「納品して終わり」というものではなく、現在も業務の更なる改善に向けてプロジェクトは進行中です。
本案件では『仕様書作成業務の改善』という明確な目的があったものの、詰めていけばいくほど不明確な部分が浮き彫りになってきました。
それはお客様も同じで次第に「これはもっと深い問題がある」という共通認識を持ち始めました。
実際こういったお客様の考え方は私たちにとっても非常にありがたいもので、中には強行突破で「とにかくこれをやってくれ」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
しかし、実は不明確な部分や曖昧な認識で制作したり業務を進めたりして出来上がったものやプロセスでは満足していただけないことがほとんどです。
例えば本案件でいうと「例外パターンの想定」「目的の明確化」「最低限できればいいこと」などを把握しておかないと結果的に中途半端なものができあがってしまうのです。
逆を言えば、しっかりと土台を固めることで余計な時間やコストがかからず、本当に今必要なものや状態を作り上げることができると言えるでしょう
 
納品した成果物
(1)企業の見える化資料
(2)業務の見える化資料
(3)仕様書作成シート(マニュアル込)
(4)顧客管理シート
(5)帯同調査結果資料
 

企業の見える化資料

『企業の見える化』は今後DX推進や業務改善を行う必要があると考えている企業にとっては必要不可欠なものです。SWOT分析やピクト分析など、様々な手法で分析をし、今足りていないものや今後必要になるものなどを見失わないようにし、戦略を立てることができます。また、採用時の資料や会社案内としても非常に役立ちます。

業務の見える化資料

『業務の見える化』も企業の見える化と同じくとても重要なプロセスとなります。どの部署、人がどんな業務を抱え、どんなフローで業務をこなしているか、どこでどんなデータが排出されているかなどをすぐに把握できる状態にしておくことで、業務改善はもちろんオンボーディングの強化にもつながります。

仕様書作成シート(マニュアル込)

本案件でお客様が当初目的としていたものが仕様書作成の業務改善でした。当初はツールやアプリの作成を想定していましたが、企業や業務の見える化を経て現状必要な最低限のツールをご用意させていただくことになりました。日々の業務に関わる重要なツールですので、短期間でお金をかけて作り切るよりも時間をかけて修正を重ねていく必要があると判断しました。打ち合わせを重ねる中でお客様も私たちの提案に大きく共感していただき『時間をかけて育てる』という共通認識を持つことができました。

顧客管理シート

『見える化』を行う中で、顧客の管理方法が非常にアナログで資材の圧迫が進んでいることが判明しました。当初の相談にはなかったことですが、企業にとって非常に深刻な問題であることに、土台の調査と資料化を進めたことで気づくことができました。アナログデータのデジタル化と、様々なルール決めをすることでアフターサポートや営業に役立つなど、社内のデータベースが非常に有益なものになりました。

帯同調査結果資料

本案件では相談者の経営者の意見だけでは把握できないことが多々あり、実際に現場で対象業務を行う社員の方への帯同調査が必要であると判断しました。数名の社員へヒアリングと帯同調査を行ったことで、非効率な部分やデータの作成方法、業務のばらつきなどが判明し、これらを資料として納品させていただきました。こちらについては上記の仕様書作成シートの制作に役立ったのはもちろんですが、引き続き『業務の標準化』を目指してプロジェクト進行をおこなっております。

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